みおこんぼ日和

私の読書記録ブログです♪

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

澤村伊智「アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿」

アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿 (双葉文庫) 作者:澤村伊智 双葉社 Amazon ブックオフ物色中に見つけた澤村伊智さんのミステリー!わりと最近文庫本になった1冊ですが、もう中古で出回るのかと衝撃を受けつつ購入。ブックオフって毎月29日にアプリ会員限…

よしもとばなな「日々の考え」

日々の考え 作者:よしもとばなな 幻冬舎 Amazon よしもとばななさんといえば、「キッチン」と「TUGUMI」と「アムリタ」ですよね。この3作品どれも印象的でした。実は最近の著作はあまりチェックしていなくて……電子書籍物色中にエッセイ集を見つけて、思わず…

佐々涼子「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」

エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫) 作者:佐々 涼子 集英社 Amazon ノンフィクションのルポルタージュは、どうにもなかなか読み進められないことが多く、これもスローペースで読み終わりました。だって、いちいち泣いてしまうんです。 こんなこ…

織守きょうや「霊感検定」

霊感検定 (講談社文庫) 作者:織守きょうや 講談社 Amazon あらすじに誤字を見つけて、気になって購入した1冊。〈癒し系青春ホラー〉とはどんなものか興味津津で読み進めましたが、なるほど確かに!と納得しました。 織守きょうやさんの本は、「記憶屋」が有…

岩井俊二「キリエのうた」

キリエのうた (文春文庫) 作者:岩井 俊二 文藝春秋 Amazon 映画化が決まっているお話を先に原作で読むかどうかって迷う人も多いと思いますが、私はわりと読んでしまいます。 たまたま読んでいたのが後にメディアミックスしてアニメ化や映画化した、というパ…

有栖川有栖「作家小説」

作家小説 作者:有栖川有栖 幻冬舎 Amazon たまには有名どころを読んでおこうと電子書籍を物色して、一番に目に入った有栖川有栖さんの本を購入。 有栖川有栖さんといえば、本格ミステリ!ということで、この本もそうなのかと思いましたが全然違いました。こ…

向井湘吾「われら滅亡地球学クラブ」

われら滅亡地球学クラブ (幻冬舎文庫) 作者:向井 湘吾 幻冬舎 Amazon とびきりエモいのが欲しいと思い、表紙とあらすじを見て即買いした1冊。 いや、これ、作者只者じゃないでしょ? 教養が深すぎない? と読みながら感じてましたが、やっぱり只者じゃなか…

カレー沢薫「人生で大事なことは、みんなガチャから学んだ」

人生で大事なことは、みんなガチャから学んだ (幻冬舎文庫) 作者:カレー沢 薫 幻冬舎 Amazon 今楽天koboで電子書籍がかなり安売りしていて、買い漁った中の1冊でした。40%オフ商品、お得! いや、これ、面白すぎるからマンガ・アニメ・ソシャゲのオタク気質…

澤村伊智「一寸先の闇」

一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集 作者:澤村伊智 宝島社 Amazon またホラーですかと言われそうな気がしましたが、やっぱりホラーは好きです。この本は、あの「ぼぎわんが、来る」の澤村伊智さんのショートショートですよ!7月に出ていたなんて知らなかったわ………

有川浩「塩の街」

塩の街 (角川文庫) 作者:有川 浩 KADOKAWA Amazon 川浩さんといえば「図書館戦争」ですよね。あれは大人向けライトノベルと呼ばれるくらい読みやすく、面白かったなぁ。映像化もされましたよね。 今回読んだのは、有川浩さんのデビュー作です。このお話で第1…

伊坂幸太郎「PK」

PK 新装版 (講談社文庫) 作者:伊坂幸太郎 講談社 Amazon 新装版出たんだ〜って、本屋さんの平積みを見て気になっていたので、購入。 伊坂幸太郎さんは「砂漠」が1番好きで、前に感想文を投稿したような気がしますが…。「アヒルと鴨のコインロッカー」も好…

背筋「近畿地方のある場所について」

近畿地方のある場所について 作者:背筋 KADOKAWA Amazon 以前カクヨムに掲載されていたときに、友人にオススメされて、「書籍化されたら読んでみたいと思います。」とお返事したなぁ……と、書籍化を機会に購入。 カクヨムで話題になっているなら裏には出版社…

紅玉いづき「現代詩人探偵」

現代詩人探偵 (創元推理文庫) 作者:紅玉 いづき 東京創元社 Amazon 最初に書いときます。この本は大当たりです。 巻末の宇田川拓也さんの一言に私の言いたいことの全てが詰まっています。 〈どうかこの一冊が、孤独と苦悩に耐えて創作に向き合う人々に届きま…

NHK基礎英語「異世界に転生したら伝説の少女だった件」

NHK基礎英語 中学英語で読める はじめての英語ライトノベル 異世界に転生したら伝説の少女だった件 音声DL BOOK 作者:若月 ルナ NHK出版 Amazon さすがライトノベル、タイトルが長いです。 本日はちょっと趣向が変わった紹介になります。 最近とある保護…

山本文緒「きっと君は泣く」

きっと君は泣く (角川文庫) 作者:山本 文緒 KADOKAWA Amazon 山本文緒さんは、2001年「プラナリア」で一世風靡した直木賞作家さんです。 あの時代は、直木賞ってめちゃくちゃ騒がれたんですよ……当時とても話題になり、私も拝読しました。あとは「自転しなが…

千街晶之編「謎解きミステリー」

謎解きミステリー (絶対名作! 十代のためのベスト・ショート・ミステリー) 作者:有栖川有栖,綾辻行人,道尾秀介 汐文社 Amazon ミステリー好きの友人が置いていった図書館の本…どれも本格ミステリ界のビッグネーム。 有栖川有栖さん、綾辻行人さん、道尾秀介…

木下半太「鈴木ごっこ」

鈴木ごっこ (幻冬舎文庫) 作者:木下半太 幻冬舎 Amazon ゲームの片手間に読み始めたら意外と読みやすく、あっという間に読み終わりました。 本のあらすじ紹介文に、『まさかのラスト7行で震撼!この恐怖にあなたは耐えられるか!?』って書いてあったので、…

窪美澄「水やりはいつも深夜だけど」

水やりはいつも深夜だけど (角川文庫) 作者:窪 美澄 KADOKAWA Amazon 窪美澄さんの本を読むのは、直木賞を受賞した「夜に星を放つ」以来です。 「夜に星を放つ」は、タイトルに星を取り入れた短編集でしたが、この本は植物でした。タイトルの言葉選びが面白…

下村敦史「同姓同名」

同姓同名 (幻冬舎文庫) 作者:下村敦史 幻冬舎 Amazon これは良質なミステリーでした。二転三転していって、最後までどの【大山正紀】が犯人なのか、わかりませんでしたよ。 販売当時のキャッチコピーは、 登場人物全員、同姓同名。大胆不敵、乱歩賞作家から…