真下みこと「舞璃花の鬼ごっこ」
真下みこと「舞璃花の鬼ごっこ」読了。
本屋さんで新刊コーナーにある文庫本を物色して買った1冊。3月1日に発行されたばかり。
簡単に言うと、いじめっ子に復讐するお話。
そのやり方が特殊で、どうなっていくのかなとハラハラさせる作品です。
最後は「あんなにバレないように復讐してやろうみたいな感じだったのに、そうなるの!?」と衝撃を受けました。
無知な私は、いじめの場面でキーポイントとなる「シーブリーズ」という言葉がわからず。
検索して「ああ、制汗剤のことかぁ…」と思ったものの、スプレー以外の制汗剤はシートタイプのものしか浮かばなくて、「シーブリーズを頭からかける」といういじめの描写にピンとこなかった残念なヤツです。悔しいです。
読みやすい文体で、テーマも明快。
ただ、帯の煽り文で「衝撃の結末(ラスト)にあなたは必ず〜する」みたいなやつ、そろそろやめたほうがいい気がする。なんか定型文になりつつあるけど。
「全米が泣いた」みたいなノリだとは思うけれど、なんか安易だし無駄に作品のハードル上げるじゃん…?私が作家さんだったらなんか嫌だなぁ。
本題に戻りますが、気合を入れずにサラサラ読めるので、なにかサラっと読みたい気分のときにオススメです。